兵庫県篠山市今田町

2018年06月25日


兵庫100山に戻る
兵庫100山』 兵庫100山の中でも、まったく面白く無いコースだった。
  2001年に当時、ガイドブックが発売された ”兵庫50山”を完登、続いて発売されたガイドブック ”兵庫100山”を2009年に完登して、今後、兵庫100山には登りたくないと思ったものだが、2017年には3巡目まで完登してしまった。
  その中で10年以上も御無沙汰している山があり、10年も経つと様変わりしているだろうから暇潰しに登ってみることにした。 それの第一弾が西光寺山であるが、気持ちではつい最近に登っている感じがしている。
今田町側からの西光寺山
  10年振りの”西光寺山、17年振りの炭焼窯コースであったが、下りに使った寺坂コースは荒廃が酷く、登山道が消滅した所が多いが、ナビテープを頼りにすれば登れなくはないと思う。炭焼窯コースも寺坂コースも展望の利かない何も見所の無い、退屈な道なのでお勧めは出来ないコースであった。
〔062〕西光寺山 (714m)
さいこうじさん
Road Map :デカンショ街道であるR372を東進し、本荘から林道に入る。
Route Map:林道は荒れているので途中に車を停めて、炭焼窯から寺坂コース
             へ周回する。
登り:1時間02分(西光寺山まで。前回は50分で登っている。)
下り:1時間36分(西光寺山から)
周回時間:2時間45分(山頂での7分の休憩時間含む)

炭焼窯コースも詰まらない登山道であるが、寺坂コースは登山道が不明瞭で荒れている。
登山口に向かう林道途中に農業用溜池である ”今田池”があり、ここからは ”西光寺山”が望めた。
林道の荒れ具合は今田池までは大したことはなかったが、ここより先からは林道に荒れが酷くなる。
6時27分に駐車地から歩き始める。既に気温は19℃まで上がっている。
今日も30℃まで気温が上がるらしいので涼しい内に下山したい。
前回、林道のどこに車を停めたのか詳しい記録が残っていないが、林道の荒れが
酷くなって来たので適当に車を停める。 丁度、道標の立っている横だった。
下山は ”寺坂コース”とする予定なので、多分、左の林道から出て来ると思う。
その気になればまだまだ走れる林道が続く。 この辺りにサギソウ自生地があるはずだが、以前はあった標識が見当たらない。 まだサギソウが咲く時期ではないので探さずに通り過ぎる。
林道はまだ続いているが、河原の様な荒れ具合で四駆の軽トラでないと
走れない状態になっていた。
林道分岐から少し進むと ”休憩東屋”が出て来た。
東屋の中に凄く長い案内文があったが、まった読んでいない。
13分で林道は終わり、ここから登山道に入って行く。
無理して林道を車で走っても13分の儲けしかならないのだ。
駐車地の道標は1.8kmとなっていたので、
まだ300mしか歩いていないことになる。
18分にて ”炭焼窯”に出る。 これは炭焼窯跡では無く、
陶芸に転用しているのか現役に見えた。
簡単な渡渉をする。 小さな沢が両側にあり、その沢の間を登って行く。
登山道ははっきりしているが、ウバメガシの樹林帯が濃く、展望が利かない。
炭焼窯からは本格的な登りが始まる。
残り400mは簡単な様であるが、これがきつかった。
何の変化もない樹林帯の中をひたすら登って行く。
登って来た登山道との分岐にある道標には山頂まで200mとなっていた。
58分にて待望の尾根筋に出る。
小さな岩盤を越えて行く。
尾根道は勾配が緩く楽チンであった。
1時間02分にて ”西光寺山”(713m)に着く。
17年前には50分で登っているので歳を感じてしまう。
最近建てられた(それでも10年前)の展望東屋を通り山頂に着く。
薄い記憶ではあるが、登山道としては西脇市側からの方が
変化が多くて良かったかなと思う。
10年前より樹木が茂り展望が悪くなっていたが、それよりも前代未聞の酷い霞であり、
肉眼でも山のシルエットがやっと見えていただけであった。
下山3分にて、登って来た登山道分岐に戻る。
前回は途中まで行って不安になり引き返した尾根筋の道に入って行く。
山頂で7分間の給水休憩をして、下山を始める。
樹木が成長していたので、展望東屋からが一番見通しが良かった。
(今日はダメだったが・・・)
当鞍部まで下って ”洞ヶ山”への登り返しが始まる地点にトラバース路があったので、登り返しをしなくても済むかと思い、道標は無かったが、トラバース路に入ってみる。
しっかりした登山道が付いていた尾根筋を緩やかに下って行く。
長いトラバース路が終わった頃に広い所に出ると登山道の痕跡が無くなってしまう。
登山道を探すと古いナビテープが一杯付いているのに気付いた。
この後は5m程の間隔で付いている、色々なナビテープを追って進む。
このコースは昔から苦労されているのか、様々なナビテープが付けられていた。
寺院跡かと思われる広場に出ると、行先を見失ってしまう。
詳しいことは判らないが、ここは屋敷跡となっていた。
登山道は判別不能なのでナビテープを探す。
ほぼ読めないが ”金鶏山西方寺”と書かれた看板があったので、
ここはお寺跡なのかも知れない。
お寺跡からも登山道は不明瞭でナビテープを追って下って行く。
汚い沢(沼地?)に下り立つと、前方に登山道らしきものが見えた。
これで登山道で下れる。 と一旦は安心したが・・・
谷間に入って来ると登山道は現認出来なくなったが、
登山道の雰囲気は微かに残っていた。
まだ登山道らしい感じが続いている。
下山51分の地点に ”炭焼窯跡”があった。 登り時にあったのは現役の
”炭焼釜”であったが、こちらは完全に ”炭焼釜跡”であった。
完全に登山道は消滅しているが、ナビテープを追って
谷底を進んでおれば間違いなさそうだ。
下山が進む程にコースが荒れて来る。緩やかな谷底なので底を歩いていれば
大丈夫とは判るが、安心材料として、常にナビテープを追って行く。
大雨時に堆積した落葉、枯れ枝が酷く、歩き難い。
小さな沢を渡ると道はまともになって来た。
広い道に出るとヒノキに道標が括り付けられていたが、
錆びてバラバラになり、ジグソーパズルの様になっていた。
この先で林道に出る。
下山1時間24分にて登山道から林道に出るが、この登山口には細い赤いテープが巻かれているだけで何の表示も無い。 ここを登りに使う場合、登山口はまず見付からないだろう。 林道を更に進めば登山口があるのだろうか?
林道を進んでいると 鍵の付いたチェーンの車止めが出て来た。
この先は林道分岐であり、再度、サギソウの自生地を探すが、
勘違いで関電巡視路に入ってしまった。
下山1時間36分にて車に戻り ”西光寺山”を終える。